【新NISA月次報告】オルカンが絶好調!?原油高やトランプ発言から学ぶ、分散投資の「本当の意味」
【新NISA月次報告】オルカンが絶好調!?原油高やトランプ発言から学ぶ、分散投資の「本当の意味」
👤登場人物紹介
ギモン君
投資初心者の20代男性。ニュースの裏側を疑う慎重派。難しい話を聞くと頭に「?」が浮かぶ。
カイメイさん
金融・経済に精通した30代の賢者。複雑なニュースを「身近な例え」で解明するのが得意。
今月の運用実績
1. 毎月恒例!今月の新NISA運用報告
カイメイさん、こんにちは!毎月恒例のNISA運用報告の時間です。今月もドキドキしながらアプリを開いたんですけど、ちょっと不思議なことが起きていて……。
こんにちは、ギモン君。何があったのかしら?
毎月5,000円を半分ずつ「オルカン」と「国内債券」に分散して投資しているんですが、成績がこんなにクッキリ分かれちゃったんです!
資産推移の状況
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
評価額:13,758円(前月比:+1,258円 / +10.08%) - SMT 国内債券インデックス・オープン
評価額:12,247円(前月比:-253円 / -2.02%)
オルカンが10%もプラスなのに、債券はマイナス……。せっかく二つに分けているのに、なんでこんなに差が出るんでしょう?
いいところに気づいたわね!それぞれの裏側で起きている「経済の連鎖反応」を、一緒に紐解いていきましょう。
2. 【株の疑問】なぜ「オルカン」はこんなに絶好調なの?
2026年5月はイラン情勢の緊迫化とか、不安なニュースが多かったのに、なんで世界中の株(オルカン)は上がっているんですか?
理由は大きく分けて3つあるわ。
- AI・半導体市場の強い成長期待: 地政学リスクはあるものの、テクノロジーの進化への期待が世界中のハイテク株を牽引しているの。
- 世界経済の底堅さ: 物価高の中でも、企業の業績や個人の消費が予想以上に粘り強いのよね。
- 「円安」による押し上げ効果: 実はこれが初心者にとって重要なポイントよ。
💡 為替とオルカンの「見えない力」
円安になると、どうしてオルカンが上がるんですか?
オルカンの中身は、アメリカをはじめとした「外国の企業」の株。つまり、円を外貨に替えて外国の資産を持っているのと同じなの。
【円安の仕組み】 1ドル=150円から160円に「円安」が進むと、持っている外国株の価値が同じでも、円に換算したときの評価額が大きく膨らむのよ。
【円安の仕組み】 1ドル=150円から160円に「円安」が進むと、持っている外国株の価値が同じでも、円に換算したときの評価額が大きく膨らむのよ。
なるほど!今、アメリカは日本より金利がずっと高いから「円売り・ドル買い」が進んで円安になりやすい。その波にオルカンがうまく乗っている、ということですね!
大正解!ただし、逆に「円高」になれば評価額を下げる要因にもなるから、特定の通貨に依存しない「全世界への分散」が守りになるのよ。
3. 【債券の疑問】なぜ「国内債券」はマイナスなの?失敗?
一方で、日本の債券がマイナスなのはショックです……。これも世界情勢が関係しているんですか?
鋭いわね!実は「原油高」から始まる連鎖反応が起きているの。パズルを解くように順を追って見てみましょう。
【原油高から債券下落へのロードマップ】
- ① イラン情勢緊迫で「原油価格が上昇」
↓ - ② ガソリンや電気代、輸送費が上がり、日本国内が「インフレ(物価高)」に
↓ - ③ お金の価値が下がるため、市場の「長期金利が上昇」(2026年5月には一時2.8%を記録)
↓ - ④ シーソーの原理で「債券価格が下落」!
す、すごい……!「海の向こうの原油高」が、僕の「国内債券のマイナス」まで1本の線で繋がりました!
債券と金利はシーソーの関係だから、金利が上がると債券価格は下がるの。
でもね、ギモン君。
「じゃあ債券は持たない方がいい」というのは大間違いよ。
でもね、ギモン君。
「じゃあ債券は持たない方がいい」というのは大間違いよ。
🛡️ 債券は資産を守る「お守り」
投資の基本は「値動きの異なるもの」を組み合わせること。
- 株が上がっている時: 債券が少し下がって全体のバランスを調整する。
- 株が暴落した時: 債券がクッション(ブレーキ)の役割をして、資産が激減するのを防ぐ。
そっか……!もし全部オルカンだったら、明日大暴落したときに大ダメージを受けちゃいますもんね。資産を守るための「お守り」だと思えば、このマイナスも怖くないです!
4. 【市場の心理】ニュースの一喜一憂に振り回されないために
もう一つ気になったのが、トランプさんがイランに対して強気な発言をしても、一瞬相場が揺れるだけで、すぐ株価が元に戻ったりしますよね。市場はトランプさんの発言を軽く見ているんでしょうか?
それは市場が「トランプ・リスクに対する免疫」を身につけたからね。
- 市場の学習効果: 「強い言葉で威嚇しても、結局は交渉で決着する」という過去のパターンを投資家が学習しているの(一種の『狼少年』現象ね)。
- 地政学リスクの常態化: リスクを「突発的な事故」ではなく、最初から経済の「日常の変数」として冷静に計算に組み込んでいるのよ。
投資家の人たちって、すごく冷静なんですね。
ええ。ただ、みんなが「どうせ今回も大丈夫」と楽観している時こそ、予想外の決裂が起きたときのショックは大きくなるわ。だからこそ、私たちはニュースに一喜一憂しちゃダメなの。
5. カイメイさんからのまとめ
資産の役割
| 資産の種類 | 2026年5月の動き | 投資家としての役割 |
|---|---|---|
| 株(オルカン) | AI成長や円安の追い風で絶好調 | 資産を大きく増やす「アクセル」 |
| 国内債券 | 国内金利の上昇により一時的な下落 | 暴落から資産を守る「ブレーキ・お守り」 |
今回のように、異なる値動きを肌で感じる日常こそが、分散投資の最高の勉強よ。短期的な勝ち負けではなく、自分の資産配分を信じて、長期目線でコツコツ積み立てていきましょうね。
はい!経済ニュースを見るのがちょっと楽しくなってきました。来月もコツコツ頑張ります!
2026年1月から5月までの月次報告
| 月末 | eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) |
SMT 国内債券 インデックス・オープン |
|---|---|---|
| 5月末 | 評価額: 13,758円 損益: +1,258円 (+6.41%) |
評価額: 12,247円 損益: -253円 (-2.02%) |
| 4月末 | 評価額:10,641円 損益: +641円 (+6.41%) |
評価額: 9,864円 損益: -136円 (-1.36%) |
| 3月末 | 評価額:7,085円 損益: -415円 (-5.53%) |
評価額:7,396円 損益: -104円 (-1.38%) |
| 2月末 | 評価額:5,105円 損益: +105円 (+2.10%) |
評価額:5,044円 損益: +44円 (+0.88%) |
| 1月末 | 評価額:2,506円 損益: +6円 (+0.24%) |
評価額:2,475円 損益: -25円 (-1.00%) |


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